世界の見方を変えられるほどの本に出会ったことはありますか?
ある調査によると、55%の男女が人生を変える本に出会ったことがあると回答しています。
この記事では多くの人々の人生を変えたジャンルである、「自己啓発本」に絞って紹介していきます。
自分の中に毒を持て (岡本太郎)
作者である岡本太郎(1911−1996)は日本の芸術家で、太陽の塔のデザインを担当したことや「芸術は爆発だ」という言葉を残していることで有名です。
その代表的な著書である「自分の中に毒を持て」では情熱的に人生を生き抜いた岡本太郎の人間としての本質的な生き方が語られています。
こんな一節があります。
「たんたんとした道をすべって行くむなしさに流されてしまわないで、傷つき、血のふき出る身体をひきずって行く。言いようのない重たさを、ともども経験し、噛みしめることだ。それが人生の極意なのである。」
自分の中に毒を持て 岡本太郎
あらゆるできごとを情熱のままに選択し、人間として生きることが芸術なのです。
この本では「人間として生きないで、職業だけにとじこめられてしまうと、結局は社会システムの部品になってしまう。」とあります。失った人間の原点をとりもどし、強烈に、ふくらんで芸術的に生きることの大切さが書かれています。
また、愛についても書かれており、男と女のセクシュアルな出会いは複雑化するべきではないことについてや、「あの人と結婚すれば将来の生活が安心だから…...」という考えを一種の売春行為と表現しています。
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